医療クリニックの宣伝でよく見る「医療脱毛は永久脱毛だからもう毛が生えてこない」「エステサロンは永久脱毛じゃないから毛が生えてくる」という広告のカラクリと、日本人ならではの勘違いについて解説します。
どうして毛穴は開くのか
皮膚の生理学的メカニズムから考える年齢別の要因
《20代~30代》皮脂腺の過剰な活動、角化異常、真皮の弾力低下、そして外的要因の影響によって毛穴が開きます。
《40代~50代》皮脂分泌の変化、皮膚の弾力低下、ターンオーバーの遅延、生活習慣やホルモンバランスの乱れなど、複合的な要因が関与しています。
要因1. 皮脂腺の過剰活動
人の肌から分泌される皮脂の量は年齢を重ねるにつれて減少しますが、ホルモンバランスの変化や生活習慣の影響で皮脂が局所的に過剰分泌されることが多くあります。
皮脂腺の過剰活動の原因のひとつは、《アンドロゲン》というホルモンの分泌です。これは男性ホルモンの一種ですが、女性の体内でも分泌されます。このアンドロゲンは皮脂腺を刺激し、皮脂分泌を促進します。加齢に伴う女性ホルモン(エストロゲン)の低下により、アンドロゲンの影響が相対的に強まり、毛穴の開きが生じやすくなります。
過剰に分泌された皮脂が酸化し「過酸化脂質」となると、毛穴周囲の炎症を引き起こします。これにより毛穴が拡大し、目立つようになります。
要因2. 角化異常と毛穴詰まり
皮膚のターンオーバーが乱れると、不要な角質が適切に排出されず、毛穴の開口部が塞がります。これにより、皮脂や老廃物が毛穴内に蓄積し、角栓が形成されます。角栓は《ケラチン(角質タンパク質)》と皮脂が混ざり合うことで作られ、毛穴を物理的に拡張させる要因となります。
さらに、アクネ菌が増殖すると炎症が生じ、毛穴の周囲にダメージを与え、慢性的な毛穴の開きにつながります。
角質肥厚と角栓形成
加齢に伴って表皮のターンオーバーが約28日周期から60日以上に延長することがあります。
《角質肥厚》古い角質が剥がれ落ちずに皮膚表面に蓄積しやすくなります。これにより毛穴の出口が塞がれ、皮脂や汚れが毛穴内に留まりやすくなります。
《角栓形成》毛穴に詰まった皮脂と角質が結合して角栓を形成します。角栓が毛穴を押し広げることで、毛穴の開きが目立つ原因となります。
要因3. 真皮の弾力低下
毛穴の開きは皮膚の弾力低下とも深く関係しています。皮膚の弾力は主にコラーゲンとエラスチンによって維持されています。加齢や紫外線による光老化によって、これらの皮膚の弾力を維持する構造が劣化します。
たとえば、紫外線は活性酸素を発生させ、真皮内の「マトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)」を活性化します。MMPsはコラーゲンやエラスチンを分解し、皮膚の弾力を損ないます。これにより毛穴の周囲がたるみ、毛穴がより目立つようになります。
要因4. 水分保持力の低下
皮膚の角質層は天然保湿因子(NMF)やセラミドなどの物質により水分を保持しています。しかし、紫外線や乾燥などの外的要因や、誤ったスキンケアによりバリア機能が低下すると、肌が水分を維持できなくなります。専門的には「経皮水分蒸散量(TEWL)が増加する」と言います。
乾燥した皮膚は柔軟性を失い、毛穴の周囲が硬くなります。これにより毛穴が閉じにくくなり、開いた状態が持続します。さらに、皮膚が乾燥すると防御反応として皮脂分泌が過剰になり、毛穴の開きを助長します。
要因5. ホルモンバランスの影響
女性は特に年齢を重ねるにつれて「プロゲステロン」と「エストロゲン」の分泌量が月経周期に伴い変動します。
さらに、加齢やストレスによってホルモンバランスが乱れると、皮脂分泌が増加し毛穴の開きを引き起こします。
皆さんは『コルチゾール』というホルモンをご存知ですか?ストレスにより分泌される副腎皮質ホルモンの一種で、皮脂腺を刺激し皮脂分泌を促します。慢性的なストレスは毛穴の目立ちを悪化させる要因になります。
合理的な毛穴ケアとは
自宅でできるケア
自宅での毛穴ケアでは、ビタミンC誘導体による皮脂コントロール・酵素洗顔による角質ケア・オイルやクリームなどの保湿・UVクリームでの紫外線対策の4つを柱に行うことが推奨されます。
とはいえ自宅でのケアは 『予防』 がメインです。開いた毛穴や黒ずみの『改善』はプロの専門機関に任せた方が効率的です。
オーキッドの『毛穴ケア徹底フルコース』とは
このメニューは、毛穴の詰まりをしっかり浮かせて除去し、最後に引き締めまで行うことで、キレイな毛穴が長く続くように設計された、オーキッドの独自メニューです。
このメニューは、毛穴ケアの全工程を一貫して行う「合理的な4ステップ」のケアとなります。
STEP1.
毛穴に詰まる皮脂の軟化
毛穴ケアの効果は「吸引前後の処理」によって非常に大きく変わります。皮脂の軟化を怠ると、皮脂や角栓が固まったまま無理に吸引するため、十分に汚れを取り切れなかったり、肌に負担がかかることもあります。
オーキッドでは「トリエタノールアミン(TEA)」という成分を使用します。この成分を塗布し、毛穴内部のガンコな詰まりを“にゅるにゅる”と浮かび上がらせます。
このステップを挟むことで、毛穴吸引や毛穴洗浄がスムーズに実施でき、しっかり角栓や黒ずみを取り除くことができます。
STEP2.
毛穴吸引と毛穴洗浄
TEAにより浮き上がった皮脂や角栓を、専用の機械を使ってやさしく吸引します。毛穴の奥に詰まった汚れまでしっかり取り除くことで、肌のくすみが取れ、ワントーン明るい印象になります。
吸引は意外にも肌負担が高く、強く吸いすぎると肌負担が高く炎症してしまいます。できるだけ弱い吸引力で皮脂や汚れが除去できるようプロが慎重に行います。
STEP3.
毛穴を引き締める
毛穴吸引をした後、そのままにしておくと、開いた毛穴に再び汚れが詰まりやすくなってしまいます。
当メニューは「グリシルグリシン」 をイオン導入で肌の奥まで浸透させ、毛穴をキュッと引き締めます。さらに、ビタミンCも同時に導入することで、皮脂分泌をコントロールし、毛穴詰まりしにくい肌へと導きます。
『グリシルグリシン』とは、毛穴開きの原因となる角化異常と改善する美容成分です。イオン導入できるところは少ないと思います。
STEP4.
バリア機能を整える
グリシルグリシンとビタミンCで毛穴を引き締めたところで、毛穴が目立ちづらくなります。
しかし、お肌そのものが本来持つ「バリア機能」が低下していたら、またすぐ毛穴が開いてしまうかもしれません。お肌をしっかり整え、揺らぎにくい肌をつくることで、毛穴ケアの効果は長持ちします。
あなたの肌質に合わせて、最も保湿効果の高いパックやクリームで仕上げ処理を行います。
ハイドラフェイシャルとのちがい
物理的なちがい
簡単にではございますが、参考となれば幸いです。
《ハイドラフェイシャル》
水流を使って毛穴を吸引しながら、吸引中に美容成分を導入
《オーキッドの毛穴フルコース》
空気圧を使って毛穴を吸引。吸引後に美容成分をイオン導入
物理的に考えると、水を使っても空気を使っても、それは密度の違う流体でしかなく、毛穴の汚れを吸引する目的において、あまり大きな差がないように考えられます。
名前だけで選ばない
ハイドラフェイシャルも「毛穴吸引」の技術の1つです。もちろん素晴らしい技術です。といはえ、「きちんと毛穴の汚れが取れる毛穴吸引の技術」は1つではありません。合理的で高効果な多くの技術が存在します。
オーキッドの毛穴ケアも名前こそ付けていませんが、計算し尽くされたハイグレードな技術です。
オーキッドの毛穴ケアは、毛穴吸引と美容成分導入を一緒にしない分、パーツごとに細やかに吸引量や美容成分の塗布量を変えられるので、高い効果を実現することができます。
高効果は『吸引前後のケア』で決まる
オーキッドの毛穴ケア徹底フルコースには、この「吸引前後の徹底ケア」があるからこそ、毛穴の黒ずみ・詰まりをしっかり改善し、キレイな状態を長くキープできます。
【ポイント1】
吸引前に皮脂をしっかり柔らかくすることが大切です。これをしないと、毛穴の奥の汚れをしっかり取り除くことができません。オーキッドではTEAを用いて肌負担を抑えつつしっかり軟化させます。
【ポイント2】
吸引後は毛穴を引き締めないと、すぐに汚れが詰まってしまいます。「グリシルグリシン」のイオン導入とクレイパックでしっかり毛穴を引き締めることが重要です。
肌美容の物理学
なぜオーキッドの脱毛は効果が高いのか。なぜ光で毛が抜けるのか。原理原則を知ることで、美容が楽しいものになります。ぜひ以下の理論ページもご覧ください。
医療クリニックもエステサロンも「濃く太い毛には強い光が必要」と広告していますが、それは半分正解で半分不正解です。とはいえ、殆どの広告に「前提」がないので、真実と一般の認識に大きなズレが生じています。つまり、殆どの方が勘違いをしています。前提を明確にして、勘違いを招かない説明を致します。
なぜ光で毛が抜けるのか、なぜ光が熱に変わるのか。エステサロンの広告でよく見る「特殊な光で特殊な細胞にアプローチ」という文言。しかし、「特殊な光」は存在しません。至って普通の光です。高校レベルの物理の内容で、毛が抜ける仕組みを論理的に説明することができます。
ORCHID INTERNATIONALS GROUP
人の生活に寄り添う「最も身近な科学技術」を提供するチーム
Orchid is a team that provides “the most accessible science and technology” to accompany people in their daily lives.





